アローク・ロヒア
インドラマ・ベンチャーズCEO(タイ)
インド コルカタ出身
インドラマ・ベンチャーズ(IVL)の創始者で、現在、最高経営責任者(CEO)を務めるロヒア氏は、20年以上のタイ在住歴の中でIVLを世界でも屈指の石油化学大手に育て上げた。IVLはペットボトル向けポリエチレンテレフタレート(PET)のほか、衣料品向けポリエステル繊維、それらの原料となる高純度テレフタル酸(PTA)が主力製品。世界中に39の生産拠点を構え、9000人以上の従業員をかかえる。近年は酸化エチレンやポリエステル繊維・樹脂の製造原料であるエチレングリコールなど川上にも進出する計画を打ち出し業容拡大を目指す。
ロヒア氏はタイで初めてPET事業を手掛けるインドラマ・ポリマーズを1995年に立ち上げ、2005年に株式公開。2010年2月に同社を上場廃止する一方で、その親会社のIVLについてタイ証券取引所(SET)上場を果たした。IVLはSET50社の1つとなっている。
デリー大学卒業後、30歳でタイに移住した。妻はIVLのパッケージング部門を率いる。