中尾 武彦
1978年大蔵省入省後、大阪国税局泉大津税務署長、証券局、主税局、国際金融局の課長補佐などを歴任。
94年IMF(国際通貨基金)政策企画審査局審議役に出向。97年に大蔵省に復帰後、銀行局金融会社室長、財務省国際局国際機構課長、主計局主計官(外務・経済産業・経済協力担当)、国際局開発政策課長、同総務課長などを経て、2005年7月在米国大使館公使、07年7月財務省国際局次長、09年7月国際局長、11年8月財務官。13年3月退官。同年4月28日より現職。
2010年度前期、2011年度前期、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部客員教授(毎週土曜午前に国際金融を講義)。2002年度前期、横浜国立大学大学院国際社会科学研究科非常勤講師(財政政策)。
著書に「アメリカの経済政策」(中公新書:2008年)、「グローバル化と財政」(石弘光編、有斐閣:1990年)、「国際租税制度概観」(日本租税研究協会:1989年)。主な論文に「国際金融の諸問題と我が国の対応」(2012年3月15日国際通貨研究所シンポジウム提出論文)、「グローバル金融危機への国際的対応:G20サミット等における議論と今後のマクロ政策及び金融規制のあり方」(フィナンシャル・レビュー誌2010年7月)、「国際通貨システム改革を巡る諸問題についての考え方」(2010年3月18日国際通貨研究所シンポジウム提出論文)、「我が国のODAと国際的な援助潮流」(ファイナンス誌2005年1月、3月)、「日本の1990年代における財政政策の経験」(財務総合政策研究所ディスカッション・ペーパー:2002年4月)、「ヘッジファンドと国際金融市場」(ファイナンス誌:1999年7月)。
1978年東京大学経済学部卒業、82年カリフォルニア大学バークレー校にて経営学修士。
兵庫県出身。1956年生まれ。