宣奇武
阿爾特(IAT)自動車技術会長
1982年9月~1987年7月 | 清華大学自動車工学部 学士号取得 |
1992年4月~1998年4月 | 九州大学 工学修士号及び工学博士号取得 |
1987年8月~1992年3月 | 長春一汽汽車研究所 |
1998年4月~2004年 | 三菱自動車工業株式会社 開発本部主任 |
2004年~2007年 | 北京精衛全能科技有限公司 会長 |
2007年~現在 | 阿爾特自動車技術株式会社 会長 |
宣奇武(Xuan Qiwu)氏は、1966年10月30日、「中国自動車工業のゆりかご」といわれる吉林省長春市に生まれる。16歳のとき、優秀な成績で清華大学自動車工学部に入学した後、工学学士号を取得した。卒業時には故郷の長春に戻ることを選択し、中国一汽グループの技術センターで技術分野の研究開発に従事。1992年4月、自動車の設計製造理論を学ぶため、日本の九州大学に留学し、6年の歳月を費やして工学博士号を取得した。1998年に修了した後、動力開発においては高い技術水準を誇る三菱自動車工業株式会社に就職。仕事が順調に進むにつれ、10年間にわたって日本で学んだ自動車の技術と理念を中国の自動車産業に導入したいと考えるようになり、既に豊富な実務経験を重ね、高度なマネジメント力を身につけていた宣奇武氏は、三菱自動車を退職することを決断。帰国した後、完成車の開発を主な事業とする設計会社-北京精衛全能科技有限公司(阿爾特自動車技術株式会社の前身)を設立した。2007年、阿爾特(中国)汽車技術有限公司を正式に設立し、2012年には阿爾特自動車技術株式会社に組織変更し、現在も会長を務めている。47歳。