裴長洪
1954年3月15日生まれ、62歳。
経済学博士、研究員兼博士課程指導主事、中国人民政治協商会議委員。
中国社会科学院(CASS)の経済研究所所長。2004年から2010年まで同院の財政貿易経済研究所長を務める。
対外経済貿易大学(中国・北京市)で経済学博士号を取得。研究対象は中国の開放経済とマクロ経済分析。主な著作に「60-years of China’s Foreign Trade(共和国対外貿易60年)」、「China’s Open Economy in Post-crisis Era(経済危機後の中国の開放経済)」がある。代表的な論文には、「Global Economy Governance(グローバル経済統治)」、 「Public Goods and China’s Opening Up(公共財と中国の開放)」、「Quantitative Estimation of Public Ownership’s Dominant Position and its Development Trend in China(国有資産の支配的地位と中国におけるその発展動向に対する量的評価)」などがある。
国家政策立案にも積極的に参加。2005年には中国共産党第16期中央委員会政治局(PBCC)において第22次研究会を主宰し、「経済のグローバル化と国際貿易の新たな特徴」をテーマにPBCC委員および政府要人の教化に当たった。最近では、政府活動報告の草案作成に参画、また国家経済政策立案の顧問員会に参加した。
その他、第12期中国人民政治協商会議委員、中国商務部の経済・貿易政策諮問委員会委員、中国国務院の医療・健康制度改革専門委員会委員などの役職を務めている。