ナンダン・ニレカニ
ナンダン・ニレカニはEkStepの共同創設者であり現会長である。EkStepは、数百万人に及ぶ子どもたちに読み書きと計算の基礎力を習得させることを目指し、初学者本位の、テクノロジーを基盤としたプラットフォーム構築に取り組む非営利組織。直近まで、閣僚級ポストであるインド固有識別番号庁 (UIDAI) 総裁を務めた。1981年に設立したインフォシス・テクノロジーズ（現・インフォシス）の創業メンバーの一人であり、元共同会長。
バンガロールに生まれ、インド工科大学（ムンバイ）にて学士号を取得。フォーチュン誌「2003年アジア・ビジネスマン・オブ・ザ・イヤー」の一人に選ばれた。2005年には、その経済学、経済科学、政治学における革新的な業績を称え、名誉あるジョゼフ・シュンペーター賞が贈られた。2006年パドマ・ブーシャン勲章を受賞。同年、フォーブス・アジア誌「ビジネスマン・オブ・ザ・イヤー」、2006年と2009年にタイム誌「世界で最も影響力のある100人」、2010年にはフォーリン・ポリシー誌「世界の頭脳トップ100」に選ばれた。2014年、インドの固有識別番号イニシアチブ（Aadhaarアーダール）を指揮した功績により、エコノミスト誌の「社会的および経済的イノベーション賞」を受賞した。2017年2月アーンスト・アンド・ヤング生涯功労賞、2017年3月ヤシュワントラオ・チャワン国民賞を受賞。2017年6月第22回日経アジア賞（経済部門）受賞。
著書に 『Imagining India（インドを想う）』、ヴィラル・シャーとの共著 『Rebooting India: Realizing a Billion Aspirations （インド再起動：10億の願いを実現する）』がある。
