ダシドルジ・ゾリグト

ダシドルジ・ゾリグト外相顧問はモンゴル開発戦略機関の常務理事で、Skyte（移動体通信事業者、IPTVプロバイダー）、AIC（電気銅生産業者）、Emart Mongolia（小売企業）の取締役も兼務。独自にEuroasiaリスク・コンサルティング事務所を運営。モンゴル鉱物資源・エネルギー大臣（2008～12年）および国会議員（2009～12年）としての経験から、モンゴルの鉱業およびエネルギー部門屈指の専門家として知られる。在任中の大規模な銅‐金、石炭、その他の鉱業およびエネルギープロジェクトの契約、開始は、モンゴルを最も急成長する辺境経済国のひとつへと推進する力となった。また再生可能エネルギーの強力な支持者でもあり、ゾリグト外相顧問の強い支援によって、モンゴル初となる商業規模の風力発電所への国際銀行の投資が実現している。政府大臣に着任する前は、政府所有の鉱山資源管理会社Erdenes MGLの創設メンバーとして初の最高経営責任者となり、戦略的プロジェクトを監督。14年間にわたって公務員の職務にあたり、産業貿易省および財務経済省で政策立案の責任者。外務省で公務員としてのキャリアをスタートし、戦略的計画・調整副長官の職につき、国連のモンゴル政府代表部初代代表を務めた。日本の九州大学で法学の博士号および修士号、オーストラリア国立大学で国際関係の修士号、モスクワ国際関係大学（MGIMO）で政治学の修士号を取得。