朴明林(パク・ミョンリム)
延世大学教授
韓国の延世大学大学院地域学協同課程で、政治理論、平和学、立憲主義、韓国学、および東アジア国際関係の教鞭を執る。同大学の金大中図書館長、人類平和・癒やしセンター長、国家管理研究院資料センター長を兼務。2013年から2014年には、パリの社会科学高等研究院(EHESS)およびベルリン自由大学で客員教授を務めた。
2002年より延世大学の教壇に立つ以前は、高麗大学アジア問題研究所北韓(北朝鮮)研究室長(1994年から1999年)、ハーバード大学ハーバード・イェンチン研究所合同研究学者(1999年から2001年)を歴任した。
1995年から2008年にかけて、北京、平壌、金剛山、瀋陽、ベルリン、およびソウルにおける北朝鮮の研究者や当局者との15回を超える南北朝鮮会議を共同開催し、自らもこれに参加した。
主な著書は以下のとおり。
- 『The Origins and Coming of the Korean War』(邦題『韓国戦争の勃発と起源』)(全2巻)(1996年)
- 『The Requiem for Peace: Korea, 1950』(邦題『戦争と平和‐朝鮮半島1950』)(2002年)
- 『History, Knowledge, and Society: Korean War Historiographies from the Kwangju Uprising』(2011年)
- 『Design for the Future Republic』(2011年)
- 『Conditions of Human State: From Leviathan to Erysichthon』(全2巻)(近日刊行予定)
- 『An Epitome of the Global Civil War』(近日刊行予定)
主な受賞歴は以下のとおり。
- 最優秀韓国学研究賞(1997年)
- 韓国1990年代最優秀社会科学書(1999年)
- 韓国政治学会(KPSA)学術賞(2003年)
- 現代韓国を代表する100冊(2005年、フランクフルト国際ブックフェア)
- 日本語で読みたい韓国の本‐おすすめ50選(2013年、東京国際ブックフェア)